Markdown ガイド
iA Presenter では、文書の書式設定に Markdown 構文を使います。まずは Markdown の基本を数分で学び、必要ならさらに複雑な書式にも進んでみましょう。
概要
Markdown の作者 John Gruber は、「Markdown は、できるかぎり読みやすく、書きやすいものであるべきだ」と強調しています。大切なのは読みやすさです。
Markdown で書かれた文書は、そのままプレーンテキストとして公開できるものであるべきで、タグや書式指示で印を付けられているように見えてはいけません。
Markdown の構文はすべて句読点の文字でできており、その意味が見た目にも伝わるよう慎重に選ばれています。たとえば単語の前後に付くアスタリスクは、実際に 強調 のように見えます。Markdown のリストはちゃんとリストに見えますし、引用ブロックも、メールを使ったことがある人なら、引用された文章に見えるはずです。
組み込みの書式コマンドを使えば、Markdown の句読点を手で打つよりも速く、簡単に入力できます。
構造
段落
段落は、1 行以上のテキストを 1 行以上の空行で区切ったものです。
First paragraph.
Second paragraph.
標準では、iA Presenter は通常の段落をプレゼン内の spoken text として扱います。Editor で段落をインデントすると、その内容がスライドに表示されます。
Markdown 設定では、Return 1 回で新しい段落を始めるようにもできます。ただし、この挙動は Markdown を使う他の Web サイトやアプリとは互換性がなく、主に古いバージョンの iA Writer との互換性のために用意されています。段落は常に空行で区切ることをおすすめします。
段落の途中で改行したい場合は、行末にスペースを 2 つ置くか、バックスラッシュ \\ を書きます。
Twinkle, Twinkle Little Bat\\
How I wonder what you’re at!
見出し
# Heading 1
## Heading 2
### Heading 3
#### Heading 4
##### Heading 5
###### Heading 6
リスト
番号なしリストでは、ハイフン、プラス、アスタリスクを同じようにリスト記号として使えます。
- Red
+ Green
* Blue
番号付きリストでは、数字のあとにピリオドを付けます。
1. Red
2. Green
3. Blue
タスクリストにするには、リスト記号のあとに角括弧を置き、その中にスペースまたは x を入れます。
- [ ] Milk
- [x] Bread
入れ子のリストを作るには、リスト項目の前にタブ、または少なくとも 4 つのスペースを入れます。
- Groceries
- [ ] Milk
1 つのリスト項目に複数の段落を入れるには、2 段落目以降をタブか 4 つのスペースでインデントします。必要なら、リスト記号のあとに余分なスペースを入れて、最初の段落を後続の段落と揃えることもできます。
- First paragraph.
Second paragraph.
- First paragraph.
リストをスライドに表示したい場合は、各項目の前にタブを付けます。
⇥- [ ] Milk
⇥- Green
⇥1. Red
引用ブロック
タブのない引用ブロックは spoken text として扱われます。
> First level, first paragraph.
>
> > Second level, first paragraph.
>
> First level, second paragraph.
引用ブロックを聴衆に見せたい場合は、前にタブを付けます。
⇥> First level, first paragraph.
⇥>
⇥> > Second level, first paragraph.
⇥>
⇥> First level, second paragraph.
定義リスト
⇥Markdown
⇥: A lightweight markup language with plain text formatting syntax.
⇥: A deliberate reduction in the selling price of retail merchandise.
水平線
スライドを区切るには、水平線を使います。
---
書式
太字
太字 にするには、アスタリスクまたはアンダースコアを 2 つ使います。
**bold**
__bold__
イタリック
italic にするには、アスタリスクまたはアンダースコアを 1 つ使います。
*italic*
_italic_
取り消し線
~~取り消し線~~ にするには、チルダを 2 つ使います。
~~strikethrough~~
ハイライト
==ハイライト== にするには、等号を 2 つ使います。
==highlight==
上付き
空白や句読点を含まない単純な上付きにはキャレットを使います。
100m^2
より複雑な上付きは次のように書けます。
y^(a+b)^
下付き
空白や句読点を含まない単純な下付きにはチルダを使います。
x~z
より複雑な下付きは次のように書けます。
x~y,z~
リンク
Markdown では、インラインリンクと参照リンクが使えます。
This is an [inline link](https://example.com).
This is a [reference link][id].
[id]: https://example.com
参照リンクの識別子は省略することもできます。
[Google][]
[Google]: https://google.com
注
脚注
Markdown では、インライン脚注と参照脚注が使えます。
This is an inline[^Footnote text.] footnote.
This is a reference[^id] footnote.
[^id]: Footnote text.
脚注はスライドの末尾にまとめられます。レイアウトが対応している場合にのみ表示されます。
引用情報
This is a statement with an attributed source[p. 23][#Doe:2006].
[#Doe:2006]: John Doe. *Some Big Fancy Book*. Vanity Press, 2006.
p. 23 のような位置情報は任意の文字列にできますし、省略もできます。引用キーの形式(例: #Doe:2006)も自由ですが、先頭はハッシュ記号にしてください。
This is a statement with an attributed source[][#Doe, 2006].
引用していない参考文献を含めたい場合は、位置情報に Not Cited または notcited を使います。
[Not Cited][#Doe, 2006]
コメント
行頭にスラッシュを 2 つ書くと、自分だけに見えるコメントになります。
// This is a comment
画像
Content Blocks に加えて、iA Presenter は Markdown の画像構文と HTML の画像タグにも対応しています。

ローカル画像を使う場合は、最初に Media Manager に追加する必要があります。これにより、iA Presenter がそのファイルを使えるようになります。
注意: Markdown の画像構文と HTML の画像タグでは、ファイル名の扱いが Content Blocks と異なります。スペースは %20 にエンコードしてください。また、先頭のスラッシュは付けないでください。付けるとデバイスのルートディレクトリを指してしまいます。
表
| Name | Price | Tax |
|:--|--:|--:|
| Widget | 10$ | 1$ |
| Gift | 0$ ||
[Recent Transactions]
- 各行には少なくとも 1 つの
|が必要です - 列は
|で区切ります - 表の見出し行と内容を分ける区切り行には、
|:-とスペース以外を含めてはいけません - 列揃えは、左
:--、右--:、中央:-:を使います - セルの内容は 1 行に収める必要があります
- 表の最初の行と区切り行は、行頭から始まっていなければいけません
- セルを結合したい場合は、そのセルの末尾にもう 1 つ
|を追加します
コード
行内のコードを示すには、バッククォートを 1 つ使います。
Keyword `func` indicates a function in Swift programming language.
3 つ以上のバッククォートを使い、必要なら 1 行目に言語名を書くと、フェンス付きコードブロックを作れます。
```swift
class Shape {
var numberOfSides = 0
}
```
数式
iA Presenter は $\LaTeX$ の数式表記に対応しており、組版には $\KaTeX$ を使っています(詳しくは supported features をご覧ください)。
数式を段落の中に入れるには、$…$ または \\\\(…\\\\) を使います。
An example of math within a paragraph $x+y^2$.
An example of math within a paragraph \\(x+y^2\\).
数式だけを独立して置く場合は、$$…$$ または \\\\[…\\\\] を使います。
$$\\displaystyle \\frac{1}{\\Bigl(\\sqrt{\\phi \\sqrt{5}}-\\phi\\Bigr) e^{\\frac25 \\pi}} = 1+\\frac{e^{-2\\pi}} {1+\\frac{e^{-4\\pi}} {1+\\frac{e^{-6\\pi}} {1+\\frac{e^{-8\\pi}} {1+\\cdots} } } }$$
\\[\\displaystyle \\frac{1}{\\Bigl(\\sqrt{\\phi \\sqrt{5}}-\\phi\\Bigr) e^{\\frac25 \\pi}} = 1+\\frac{e^{-2\\pi}} {1+\\frac{e^{-4\\pi}} {1+\\frac{e^{-6\\pi}} {1+\\frac{e^{-8\\pi}} {1+\\cdots} } } }\\]
ドル記法を使う場合は、$ と数式の中身の間にスペースを入れないでください。外側にはスペースを入れます。