iA Presenter は、プレゼンテーションをひっくり返します。テキストベースのインターフェースにより、作成時間を最小限に抑えます。デザインエンジンは、スライドの見た目をスマートフォン、PC、プロジェクターの縦横比に自動で合わせます。プレゼン自体も、カラオケのように楽しいものになります。

固定されたスライドのデザインではなく、説得力のある物語を組み立てることに集中してください。テキストボックスを動かしたり、スマートフォンでピンチイン・ピンチアウトしたりする時代は終わりました。説得力のあるストーリーを語り、言葉で人を動かしましょう。デザインは自動で処理されます。

  • iA Presenter Trial for Mac

私たちの出発点

Part I では、私たちが向き合ってきたプレゼンテーションの課題を見てきました。始めることの難しさ。静的なスライドという、古くて時間のかかる形式を理解すること。先延ばし。時代遅れの静的フォーマット。話したいことを覚えておく難しさ、そしてそれがスライドの読み上げにつながってしまうこと。伝わるか、魅力的かを気にしすぎるあまり、無難なストック画像や意味のない図表に頼ってしまうこと。

Part II では、退屈さが内側からビジネスを蝕むことが分かりました。退屈は時間とエネルギーを奪います。興奮を奪い、混乱を生みます。退屈なプレゼンは、仲間からの評価を損ないます。地位を下げ、物事を変える力まで奪ってしまいます。

私たちは、プレゼンテーションはどうあるべきかを見直しました。影響を与えるには、人を行動へと動かす必要があると分かりました。聴衆には、私たちの声の確かさを聞いてもらう必要があります。情熱を感じ、 インスピレーションを受けてもらわなければなりません。

今日は、私たちが作ったものをお見せし、ぜひ試してほしいと思っています。

最高のプレゼンは、最高の物語を語る

iA Presenter を最初に開くと、テキストベースのインターフェースに気づくでしょう。既定では、焦点は聴衆に何が見えるかではありません。プレゼンを作るときの焦点は、あなたが何を話すかにあります。まず物語を書く。視覚要素はそのあとです。

何を話すかを決め、スライドをまたいで一貫した議論を作るのは難しいことです。空のスライド群から始めると、必要以上に気が重くなります。PowerPoint は、デザイン作業のほうへ注意を向けさせることで、助けてくれているふりをします。ストック画像、フォント、色をいじる楽しさを約束する歓迎の手のように見えて、実際には、事態をただ難しくしているだけです。私たちが言いたいことに集中する代わりに、先延ばしと見た目の寄せ集めを招くのです。

でも、どこから始めればいいのでしょう? すでに持っているものを使ったらどうでしょう。

皮肉なことに、たいていの場合、私たちは別のテキスト文書ですでに言うべきことの大半をまとめています。プレゼンをするたびに、ゼロから始める必要はありません。話題は分かっています。何かしらの作業をしてきました。すでに考え、書いています。たいていは、メモ、tweetstorm、メッセンジャーのスレッド、メール、ブログ記事など、始めるきっかけになるものがあるはずです。PowerPoint のデザイン先行のやり方は、いつもゼロから始めるように促し、そのまま注意散漫へと連れていきます。そんなことに、なぜあんなに時間を使うのでしょう?

iA Presenter のテキストベースのエディタなら、既存の文章をそのまま使って始められます。コピーして貼り付けるだけ。プレゼンを始める痛みを避け、時間も節約できます。

テキストをスピーチへ変換し、タイトルだけを表示することで、iA Presenter は始めるための面倒な仕事の多くを肩代わりします。

スクリプト: なぜ聴衆から隠れるのか?

スライドを読み上げるのは、相手の注意を失う最速の方法です。私たちは皆、それを知っています。なのに、なぜ今でもやってしまうのでしょう? 何が見えていないのでしょう?

平均すると、私たちは 1分に250語の速度で読み、話す速度は 1分に約150語です。これから話す内容をスクリーンに表示すると、聴衆は先回りして読み、あなたの声とのつながりを切ってしまいます。もう離れてしまうのです。すぐに、聴衆はあなたが次に何を言うかを知ってしまいます。戻ってきてもらいたい? でも、すでに知っているのです。ネタバレしたのはこちらです。言葉でも視覚情報でも、すでに理解していることをもう一度聞きたいとは思いません。聴衆の注意を保つのが、あなたの仕事です。注目してほしいなら、ネタバレは避けましょう。

だからこそ、iA Presenter では、あなたの発言は自分にしか見えません。すべてをテレプロンプターから読むのが目的なのか? そんなことはありません。Presenter のビューは、カラオケの字幕のように使えます。お気に入りの曲は、もう歌詞を覚えているでしょう。でも、迷ったときのために、軌道に戻す手がかりとしてそこにあるのです。

物語に集中することで、下書きは素早く進み、議論はより鋭くなります。Markdown コマンドが、さらにその速度を上げてくれます。何を話すかに満足できたら、次に聴衆に何が見えるかを考えられます。

ビジュアル: 緊張と注目

スライドを読み上げるのは退屈です。みんなが見ていることを説明するのも退屈です。犬の写真を見せて、「これは犬です」と言わないでください。

すべての画像が 1000語分の価値を持つわけではありません。ストック画像は、聴衆の知性を侮辱することすらあります。犬について話すとき、意味のないストック画像を使うのは、基本的な想像力を信頼していないと言っているようなものです。

経験の浅い発表者は、メッセージをそのまま繰り返したり補強したりする画像を選びます。これは退屈です。視覚的なストーリーテリングも、文章ベースのストーリーテリングと同じくらい難しいのです。言葉を選ぶのと同じ注意と技術が、画像を選ぶときにも必要です。

経験豊かな視覚的ストーリーテラーは、テキストとビジュアルのあいだに緊張感を作り、聴衆の注意を引きます。問いを投げかけるような画像を選びます。私たちに見て、聴くことを促す画像を使います。

巧みな視覚的ストーリーテラーは、見せるものと話すことのあいだに緊張を生み出します。プレゼンターの声へ注意を向ける画像を使うのです。驚きや興奮があれば、人は耳を傾けます。画像の中に見落としていたものを見つけるとき、人は耳を傾けます。画像が新しい情報を運んでくるとき、人は耳を傾けます。みんながすでに見ていることを説明しても、人は聞いていません。

視覚的なプレゼンツールは、十分な色や画像を使えば、意味のある面白い効果が自動で生まれるかのように示唆します。ですが実際には、視覚の効果的な使い方には、高度な視覚的スキルが必要で、それを持っている人はごくわずかです。

iA Presenter は、物語ベースのプレゼンテーションアプリです。聴衆の注意を引くための視覚ツールを提供します。画像、動画、レイアウト、表、テンプレートは、必要なときにすべて使えます。使用中の視覚素材を別途一覧できる画像ライブラリも備えています。ストーリーテリングに焦点を当てることで、少数でも質の高いビジュアルを意識して使えるようになります。

それでも私たちは、テンプレートのデザインをできるだけ美しくするために全力を尽くしました。目指したのは、これまで見たことのないような、現代的で新鮮で、プロフェッショナルなタイポグラフィ体験です。

デザイン: カラフルで、動的で、タイポグラフィック

iA Presenter には、タイポグラフィに細心の注意を払った、カラフルなテンプレートのパレットが付属しています。既定のテンプレートは、進行に応じて背景色が変わります。新しい種類のプレゼンテーションデザインで、背景色の段階的なスケールを動的に作り出します。前へ進んでいることを示し、新しいスライドを毎回新鮮で楽しいものにします。PowerPoint でこれを手作業でやるのは、かなり面倒でしょう。

アプリのデザイン作業をしていると、カーソルの色を上から下へ移動するたびに変えるのが、心地よく、方向感があり、気分も新たになることが分かりました。そこから、背景色も変えられたら素晴らしいと気づいたのです。

カーソルはまず Writer の青から始まります。最初にやるのは書くことだからです。スライドを作り始めると、追加の色が現れます。標準パレットは、Writer ブルーから紫、赤へと進み、プレゼンテーションの山場を示します。最後は金色の黄色で終わります。

標準テンプレートを選ぶことも、自分で数クリックしてデザインを作ることもできます。フォント、色、ヘッダー、フッターなどはすべて簡単にカスタマイズできます。いちばん良いのは、それらがレスポンシブだということです。画面解像度に自動で適応します。だから、スマートフォンでプレゼンを見るときに、もうピンチイン・ピンチアウトする必要はありません。

独自のテンプレートを作ることもできますが、その場合は多少 CSS の知識が必要です。組織向けに iA Presenter を購入し、50本を超えるなら、その部分は私たちがサポートします。

カラオケみたいに楽しく

テキストインターフェースでプレゼンを作るほうが、ずっと速くできます。そのぶん、練習にもっと時間を割けます。練習は、自信と発表に役立ちます。

全力を注ぐべきなのは、何を話すかです。準備と簡潔化に時間をかけましょう。プレッシャーの中でも、落ち着いていられることが大切です。

これは、スピーカーノート画面を進化させたものです。私たちはこれを Speaker’s View と呼んでいます。太く、はっきりしたキューが並ぶ、テレプロンプターに近い体験です。忘れられないプレゼンテーションを自信を持って届けるための安全網です。

でも、話すべき面白いことが何もなかったらどうでしょう? これは TED 風のスピーチ専用アプリなのでしょうか? 他人の時間を使う以上、何か話すべきことがあるべきです。iA Presenter を使ってみて、今回は特に共有したいことがないと分かったなら、それはむしろ良いことです。空っぽのチャートやストック画像で空白を埋める必要はありません。話すことが何もないと認めてくれるなら、私たちはあなたが私たちの時間を節約してくれたことを歓迎します。

ハンドアウト: 画像付きの、読みやすいテキスト文書

プレゼンの肉も骨も、あなたが何を話すかにあるので、それはシンプルなテキスト文書として書き出せます。

iA Presenter は、奇妙な6枚のスライドを 20 枚の A4 にしてしまう代わりに、画像付きの、シンプルで読みやすく、追いやすいテキストに戻します。

まとめ: 速く、明快で、自信を持って

iA Presenter は、テキストファーストのインターフェースでプレゼンテーションをひっくり返します。これにより、私たちは本当に重要なメッセージに集中できます。既存の作業を、当然の出発点として使うことで、時間も節約できます。説得力のあるスクリプトを作ったら、今度は聴衆に何が見えるかに集中できます。視線を自分の声へ導くためのビジュアルを加え、デザインは自動で処理され、デバイスに合わせて適応し、大幅な時間節約になります。節約できた時間は練習に使い、伝えたいことを暗記するまで発表を磨きましょう。台本を忘れる心配はありません。リラックスできるカラオケ風の Speaker’s View があるからです。力強い安全網が、私たちを物語に集中させ、聴衆を行動へと動かす自由を与えてくれます。

試してみる

iA Presenter が公開ベータである限り、無料で使えます。いずれ、アプリを買い切りで買うか、サブスクで使うかを選べるようにする予定です。価格についても、みなさんに意見をいただきます。公平な価格を決めるために、私たちはアプリのユーザーへのインタビューをいくつか行う予定です。