Lifestyle Week Tokyo は、日本最大級の見本市のひとつだ。住まい、ファッション、サステナブルな商品、文具まで、11 の展示会にまたがって 40,000 人以上のプロフェッショナルが集まる。私たちは、ひとつのことを確かめるためにここへ来た。デザインされ、作られ、そして今や受賞したこの国で、iAノートブック がどう受け止められるのか、ということだ。

国際的には反応はとても強かった。私たちは次々と完売し、Red Dot Best of Best Award もすでに手にしていた。ほかに何を望めばいいのか? それでも私たちにとって、それはまだ少し理論的だった。人々がそれを見たとき、どう反応するのかを体験したかった。何を考え、何を感じるのか。見ているうちに、そして使っているうちに、その表情がどう変わるのかを見たかった。

はじめての反応

日本は紙ものにとても厳しい。世界で最も目の肥えた文具の読者がいる国だ。しかも、私たちが相手にするのは、想像しうる中でもかなりシビアな相手だった。流通業者や大手の日本チェーンだ。だから私たちも少し緊張していた。欠点を見つけられるだろうか。私たちが知っている欠点を見つけるだろうか。私たちが知らない欠点まで見つけられるだろうか。

会場が開くと同時に、私たちの小さなブースには人が列を作った。見るだけではなく、近づき、話し、書いてくれた。紙を試し、ぱらぱらめくり、細部まで見て、鋭い質問を投げかけ、同僚を連れて戻ってきた。視覚効果を見たあとの一番多い反応は「えええ、すごーーい」だった。

2025 日本文具大賞 ISOT 賞

そしてニュースが届いた。iAノートブック が 2025 日本文具大賞 ISOT 賞(第34回日本文具大賞)のデザイン部門を受賞したのだ。

Japan Stationery Award 34 iAノートブック
文具大賞ギャラリーに展示された Notebook。
Japan Stationery of The Year 2025 Award Ceremony
受賞者全員がそろった公式写真。私たちは前列の右端から 1 番目だ。

これは、今年の 3 つ目の大きなデザイン認知だ。Red Dot: Best of the BestApple の 2025 Design Awards のファイナリストに続く。ドイツ、カリフォルニア、東京。まったく違う 3 つの文化が、ひとつの価値を共有している。集中、明晰さ、そして手仕事だ。ブースには列ができ始めた。

今年の寿司大賞に勝つようなもの

この受賞が特別だったのは、どこで起きたかだ。日本には紙と文具への深い文化がある。もちろん、ここで素晴らしいノートブックを作れることはわかっていた。日本で寿司を作るなら、スイスより高い水準から始めなければならない。でも同時に、はるかに厳しい目にもさらされる。

日本の人に寿司米を採点してもらうのは、ひんやりするほど緊張する。ここで、専門家に審査され、日本でもっとも洗練されたデザインの一部と並んで展示されたことは、ちょうどよい夢から、晴れた朝に目を覚ますような感覚だった。

Tokyo Big Site Design Week Booth
iA チームにとって、来場者の波と話す忙しい4日間だった。
Tokyo Big Site Design Week
Notebook は展示され、多くの来場者が実際に試してくれた。

来場者の中には、日本の伝説的な「文具王」(本当にいる)がいて、寛大で思慮深いフィードバックをくれた。買い手のチームはあらゆる角度から写真を撮り、私たちをカメラのシャッター音と同じくらい緊張させた。中国、台湾、韓国、ドイツ、アメリカの流通業者も強い関心を示した。

顧客から「シンプルな『iA』Tシャツが欲しい」と言われたことへの返答として始まった小さな社内プロジェクトは、いまやずっと大きなものになった。静かな贈り物として始まったものが、長く残る存在になったのだ。