iA / Writer / 使い方

PART 3

推敲して磨く

前のチュートリアルでは、Library の使い方、ファイルを組み合わせる方法、文書同士をリンクしたり大きな文書を移動したりする方法を見ました。そろそろ Library に下書きがいくつかたまってきたはずです。ここからが、いよいよ本当の推敲です。

よい文章は、よいデザインによく似ています。少ないほどいい。『The Elements of Style』の William Strunk はこう書いています。

「文には不要な語を入れてはならず、段落には不要な文を入れてはならない。線に無駄のない図や、不要な部品のない機械と同じである。」

Writer の Syntax HighlightStyle Check は、その助けになります。

ムダを削る

Focus メニューから Show Syntax を選ぶと、品詞 が色分けされます。

  • 形容詞は 茶色
  • 名詞は
  • 副詞は
  • 動詞は
  • 接続詞は

Syntax Highlight を有効にした段落は、たとえば次のように見えます。

Syntax Highlight は、文章の癖やパターンを見つけるのに向いています。副詞が多すぎないか。名詞が繰り返されていないか。接続詞を使いすぎていないか。動詞が弱くなっていないか。そうしたことがすぐに目に入るようになります。残すか削るかを決めるのはあなたです。

💡 Syntax Highlight は Focus Mode と相性抜群です。文章の構造を文単位で見やすくしてくれます。

Syntax Highlight については こちら で詳しく紹介しています。

文体を整える

もう一度 Focus メニューを開いて Enable Style Check を選び、どんなタイプの文体上の問題を見つけたいかを指定します。たとえば次のようなものです。

  • 無駄な言い回し(basically, pretty much, sort of
  • 重複表現(basic fundamentals, combine together, fall down
  • ありきたりな表現(against all odds, brass tacks, long and short of it

Style Check は、見つけた問題箇所に取り消し線を引きます。これは Editor にだけ表示され、Preview や書き出した文書には出ません。

学校の先生のように「これが正しい」と押しつけてくるわけではありません。Style Check は、言葉の選び方を見直すきっかけを与えてくれるだけです。残すのか、書き換えるのか、削るのかを決めるのはあなたです。

💡 Style Check はあなたのデバイス上でだけ動きます。Writer がテキストをサーバーやクラウドに送ることはありません。AI も使いません。つまり、共有するまでは文章はいつでも自分の手元にあります。

Style Check の使い方 についてのより詳しいガイドもあります。背景にある考え方は、リリース記事 The Power of Style Check でも紹介しています。

これで、Style Check と Syntax Highlight が文章を仕上げるのにどう役立つかがわかりました。次のチュートリアルでは、複数の著者が書いたテキストを追跡し、AI を「代わりに書くもの」ではなく「文章を改善する道具」として使う方法を学びます。