日本で起業するということ(1)基本

外国人として日本で起業するということは、想像されるほど難しいことではありません。もちろん、実際に起業する前に、日本のこと、そして起業のことを少しでも知っておくことは、大変役に立ちましたが。

日本人とビジネスをする

もちろん、日本語が使いこなせるかは、日本でビジネスを行う上でキーになります。しかし、あなたの日本語がパーフェクトでない限り、日本人と仕事をしようなんて、考えてはいけません。やっていきたければ、日本人のスタッフを雇うべきです。そして、そういった環境を整える準備ができるまでは、ガイジン市場に固執してください。小さいけれど、大変にフレンドリーな市場です。自信を持って出せるものさえあれば。

日本の職業倫理

日本人の職業倫理は独特です。正当な報酬を得ず、エンドレスに働き続けます。日本語で「会社」という言葉は「会(会う)」と「社(やしろ、つまり神社)」という2文字で構成されます。そこでの上長は文字通り「神社の年長者」となるわけです。日本でのビジネスとは、ある種、宗教の一形態のようなものです。もちろん時代とともに変化は起こります。しかし根本では、まだ同じです。目的を内包し、疑問を挟む余地を与えない。日本人は延々と働き続けます。しかし「会社にいること」が手段と化してしまっているため、時に、非効率が起こります。きちんと申し上げておきますが、日本人が怠惰ということではありません。冷水機の前で深夜までたむろしたり、朝の6時まで同僚と飲みつぶれても、まだ「良い社員」と呼ばれるには不十分なのです。日本人は、ほんとうに、会社に忠実です。

日本人の職業倫理に対抗する

西洋人が日本人の職業倫理に対抗するためには、西洋人としてもっている強みを最大限に活かさなければなりません。その強みとは、「効率とフレッシュさ」です。日本人は、私たちほど効率的ではないのと同じくらい、フレッシュさを欠きます。働きすぎているからです。一日に12時間トレーニングをするスポーツマンのように、典型的な日本人は、あまりに信心深く働きすぎていて、フレッシュではいられません。先ほども申し上げましたが、時代は変わっています。しかしまた、この点も根本では変わっていません。外国人はフレッシュである権利をもち、そして効率的である義務があります。ただの長時間労働でいったら、私たちは日本人には太刀打ち出来ません。(元ワーカホリックとして、申し上げています)しかし、土俵を外れて考えてみることができるのです。

日本人は創造性に欠けるのか

日本人に対する、よくある偏見は「日本人はクリエイティブではない」というものです。私たちが創造し、彼らは模倣する、というもの。しかし私の経験から言わせていただくと、彼らはとてもクリエイティブです。日本全体で見れば、多くの国より創造性において豊かであるのを見ることができるでしょう。例えば日本食などを見ても分かります。ただ、日本人は、仕事に熱心すぎてその創造性を活かすすべを知らないのです。しかし、模倣は彼らの強みの一つです。「クリエイティブな西洋人」はこれに眉をひそめるでしょうが、しかし、模倣は創造の第一歩なのです。学ぶこと、ものを書くこと、楽器を演奏すること、料理、絵を描くこと、全ては模倣です。眉をひそめることなどないのです。私たちがオリジナリティに高い価値をおいていますが(そして時に自分たちのオリジナリティを過剰に評価する)、それは私たちの文化理解に関わる話であって、本来の人間の価値に関わるような話ではありません。しかし、そうは言いながらもオリジナリティは、ビジネスプランには重要です。特に、日本で外国人として起業しようと考えているなら。

会社のおこし方

必要になるのは、準備するべき多くの書類と、いくつかのミステリアスなアクションや取引、そして面倒な印紙などの手続きです。でも、それを代わりに行ってくれる会社もたくさんあります。日本語の分かる友人に探してもらえば良いでしょう。そして、そこからはプロに任せるのです。会計も同じです。

資本家であれ

十分な開業資本も必要です。(一人だったら、30,000米ドル程度)収入を得られるようになるまで、時間がかかるかもしれませんから。

ビジネスプラン

ビジネスプランは必要ですが、最後まで一人で考え込んで作ろうとしてはいけません。まずは小さく初めてみて、離陸後、結果を見ながら形作っていけばいいのです。数字で出る結果や実際のフィードバックは、複雑な収支予測よりも遥かに信頼出来るものですから。

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