イデアというのは、うさぎのようなピンクの雲ではありません。ギリシャ語の「Eidos」はもともと「形、姿」を意味していて、それこそが本当のイデアなのです。

いいアイデアは、「車が空を飛んだら面白いよね?」とは言いません。いいアイデアは、車を飛ばす方法を教えてくれます。何になるべきかをはっきり理解していないアイデアは、ただの空想です。行動のない意志は願望にすぎません。アイデアの価値は、それがどれだけ実現できるかに等しいのです。では、実現されるまではアイデアに価値はないのでしょうか?

アイデアのないデザイナーは装飾家であり、アイデアのない経営者は官僚であり、アイデアのないマーケターは退屈な人です。ビジネスはビジネスアイデアの上に成り立ち、コミュニケーションサービスはインタラクティブなアイデアによって成り立っています。実現可能であればあるほど、そのアイデアの価値は高まります。アイデアの価値を測れるでしょうか? いいえ。

アイデアは、ほかのアイデアの上に成り立っています。問題は、自分の元ネタをどう扱うかです。それを発展させて新しいものにするのか。もっと明快に、もっとシンプルにするのか。価値を加えて自分自身のものにするのか。それとも、ただ丸ごと盗むだけなのか。

装飾されたIDEAの文字