学術的であろうとする文章には、明快さ、簡潔さ、集中、構造、そして証拠が必要です。
私たちは、Markdown の執筆ツールは内容に集中しやすくし、その結果、学術執筆の主目的を支えられると考えています。iA Writer には、ほかのアプリにはないいくつかの工夫があります。
なぜ Markdown なのか?
ここでは、Markdown が学術執筆にもたらす技術的・創造的な利点と、iA Writer がそれをどう後押しするのかを簡単にまとめます。
軽いファイル
何百ページもの文書でも、よく使われるワープロより Markdown のほうが読み込みが速く、端末への負荷がかなり少なくなります。
将来に強い形式
Markdown はリッチテキスト要素を含むプレーンテキストなので、将来に強い形式です。使っているツールが終了しても、別のエディタでいつでもファイルを開いて作業できます。
内容と構造に集中する
Markdown は、何を言うか、どう構造化するかを考えさせてくれます。書式機能や装飾、自動化が過剰なワープロは、作業をする代わりにフォントや色、余白、派手な機能で遊びたくさせがちです。
学術の現場で .md 形式での提出が求められることはほとんどありません。iA Writer ならその点も大丈夫です。HTML、MS Word(.docx)、.pdf に書き出せます。Markdown と Word の入出力パースとしては、かなり完成度の高いものを備えています。
失敗しにくいファイル共有
共著者が別々の執筆アプリを使っていても問題ありません。Markdown ファイルはどれでも編集できるからです。素直な書式設定だけで済むのは、ファイル共有の効率に大きな利点です。凝った書式の議論は、完成後に Word へ書き出してからでも遅くありません。もっとも、Markdown が提供するテキスト形式は、学術分野の大半にぴったりだと私たちは考えています。
学術論文のデザインテンプレート
学術論文向けには、さまざまなデザインテンプレートが出回っています。これらは、フォント、行間、見出し、引用など、論文の見た目が関連する学術基準に合うようにしてくれます。もっとも一般的なテンプレートは、iA Writer のサイトからダウンロードできます。HTML、CSS、JavaScript の少しの知識があれば、iA Writer で自分のテンプレートも作れます。GitHub のガイドをご覧ください。
iA Writer は学術執筆をどう助けるのか?
Markdown は、書式オプションをいじる代わりに書くことへ集中するのを助けます。長い学術論文では特に役立ちます。iA Writer は、すっきりしたインターフェース、便利なキーバインド、そして入力中の文や段落に注意を向け続ける独自の Focus Mode によって、集中をさらに強化します。
iA Writer は、散らかりのない、集中した、簡潔な文章を書くために設計されています。この学術執筆の要件との根本的な一致を支えているのが、Syntax Highlight と Style Check です。
- Syntax Highlight は、学術の場で避けるべき誇張表現の可能性を見つけるのに役立ちます。一貫した明快な語の使い方を保つ助けにもなります。
- Style Check は、決まり文句、つなぎ言葉、冗長表現を指摘し、要点がまとまった、形式的でプロフェッショナルな内容づくりを助けます。
ユーザーとのやり取りから、短いものから長いものまで、さらには卒業論文まで、iA Writer を使って書いてくださっていることを知っています。ぜひ、その経験を私たちに教えてください。Markdown と iA Writer は学術執筆にどう役立ちましたか。いちばんの利点は何でしたか。限界を感じたことはありますか。使っていたテンプレートがあれば、共有してもらえるとうれしいです。皆さんのコツや知見を、学生、研究者、科学者の仲間たちと共有したいと思っています。