「ソーシャルメディア・マーケティング」はでたらめです。それが気に入らないなら、以下の文章は読まないでください。

マーケティングとは何でしょう? マーケティングとは、「製品やサービスを宣伝し、販売し、流通させるための商業的プロセス」 です。プロモーションや販売そのものは何も悪くありません。

ただし、オンラインでの販売とプロモーションは繊細な問題です。売り込まずに宣伝し、宣伝せずに売る方法を見つける必要があります。大げさに売り込まずに売るのです。いわゆる「ソーシャルメディア」の肝は、自分の商品を宣伝しないことです。気に入ってもらえれば、ユーザーが代わりに宣伝してくれるのです。

用語の矛盾

製品に関する市場コミュニケーションは、企業を介さずにますます行われるようになっています。友人と話しているときに、営業担当が肩越しに覗き込んでくる必要はありません。ソーシャルメディアについてのいちばん事実に即した専門家の意見は、ソーシャルメディアのユーザーはマーケティング戦術の対象としては向いていない、というものです。もしソーシャルメディアが宣伝や販売に最適な場所なら、Facebook や digg は広告天国になっているはずです。でもそうではありません。本当のところ、ソーシャルメディアのユーザーは、直接狙われていると感じると嫌がります。

ターゲティングや注目を集めること、メッセージを広めること自体には何の問題もありません。ソーシャルメディアでも、ほかのメディアでも同じです。テレビなら、注目を集めるだけで十分です。印刷物でメッセージを広められるなら、それでうまくいっています。もちろん企業は、インターネットを広告、販売、カスタマーサービスに使うべきです。

でも、ユーザーの注意を引きたいなら、何かプレゼントを用意すべきです。最高のテレビ番組一流のニュース、良い音楽、新しいアイデア。無料でです。プレゼントを登録フォームや市場調査のたわごとで包んではいけません!(ユーザーデータの収集については Google、Twitter、Facebook のほうがはるかに信頼できます。)オンライン広告戦略があまりにも露骨に 宣伝し、売り込もう とすると、こんな感じになります:

もちろん、「商品やビジネスへの公的注目を引きつける行為」 つまり「広告」は、これまで以上にうまくいっています。ただし、その仕組みは変わりました。顔も変わりました。名前も変わりました。いまではそれを「インターネット」と呼びます。インターネットは広告なのです。

かつて「広告」と呼んでいたものとインターネットの違いは、オンラインでは a) メッセージをほとんどコントロールできず、b) お金で注目を買うことはできるもののそれは 難しく 、c) 同時にサポートを提供しなければならないことです。

なぜソーシャルメディアなのか?

ソーシャルメディア・マーケティングの専門家なんてものは存在しません。ソーシャルメディアを使って小細工をする人を指す正しい言葉は「マーケティング専門家」ではなく、でたらめ屋です。

インターネット・マーケティングはあります。問題は、なぜマーケティング担当者は「ソーシャルメディア・マーケティング」と言い、「インターネット・マーケティング」と言わないのか、です。答えは、「インターネット・マーケティング」は古臭く聞こえるからです。新しい Social Media Strategy パッケージを使えば、Adwords のキャンペーンや Twitter と Facebook 向けのバナーキャンペーンを、もっと高い価格で売れるのです。